アントシアニンは黒豆、ナス、ブドウ、紫イモにも
839人の食生活を聞き取り、週に何回ブルーベリーなどアントシアニンを含む果物を食べるかを調査、年次ごとの呼吸機能の変化と比較した。呼吸機能は、瞬間的に吸い込む空気の量(1秒肺活量)と、思いっきり肺の中に吸い込む空気の総量(最大努力肺活量)の2つで測った。
その結果、1週間に2食以上ブルーベリー類を食べた人は、ほとんど食べなかった人に比べ、1秒肺活量の低下が22.5%遅くなり、最大努力肺活量の低下も37.9%遅くなった。つまり、年齢を重ねるごとの呼吸機能の衰えが緩やかになったわけだ。
アントシアニンは、ブルーベリーのほかにビルベリー、カシス、黒豆、ナス、ブドウ、紫イモ、紫キャベツ、紫タマネギなどに豊富に含まれている。美容面だけでなく、命に関わる呼吸のためにも大いに食べよう。