自民党の丸山和也参院議員は、アメリカのオバマ大統領にからみ、「黒人奴隷が大統領になるなんて」などと発言したことを踏まえ、2016年2月18日に参院憲法審査会の委員を辞任した。
丸山氏は17日の参院憲法審査会で「今アメリカは黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。奴隷がアメリカの大統領になるなんて考えもしない。(アメリカは)それだけダイナミックな変革をしていく国だ」と述べ、その後、記者会見を開き「誤解を与えるような発言をしたことを大変申し訳なく思う」と陳謝した。
この発言に対し、18日午前の衆院予算委員会で菅義偉官房長官は「自らの発言に責任をもって、国民の信頼を得られるよう説明責任を果たす必要がある」と苦言。民主、社民、生活の野党3党も同日、丸山氏に対する議員辞職勧告決議案を参院に提出していた。