チェーン着脱場に激しく降る雪
さて、雪道対策といえば「チェーン」を思い浮かべる方も多いかもしれないが、最近ではスタッドレスタイヤの普及もあって、その利用率はかなり下がっている。
「とはいえ、スタッドレスタイヤの性能を過信しすぎるのも禁物です。スピードを出し過ぎていると、CMのようにはぴたりとは止まってくれません」
後藤副所長は苦笑いしつつ、重ねて安全運転の大切さを強調する。
そのチェーンだが、関越トンネルでは金属チェーンを装着したままの走行はNG(非金属チェーンでの走行はOK)。雪のないトンネル内を長時間走っていると、チェーンが切れたり外れたりして、車軸に絡まったり、後続車にぶつかる危険性があるからだ。そのため、トンネルの出入り口にはパーキングエリアと併設する形で着脱場があり、ここでいったんチェーンを外す(あるいは着け直す)ことになる。