グーグル全ドメインで検索結果を削除する方針 EUで「忘れられる権利」運用が拡大

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IPアドレスでEUからアクセスした人を判別

   この状況は、16年2月11日頃から変化しつつある。英BBCや米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、フランスのデータ保護当局は15年に入ってから全ドメインで検索結果を削除するように要請。従わない場合は制裁金を科す可能性もあった。

   これを受けてグーグルは、すべてのドメインで検索結果を削除する方針に転じたようだ。ただ、今回の措置はEUからのアクセスに限られる。具体的には、IPアドレスでどこの地域からアクセスしているかを判別する。例えばEU圏内から「google.com」にアクセスすると、削除依頼が反映されるが、米国や日本からアクセスした場合は削除前の検索結果が表示される。

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