2016年2月12日の中国各メディアの報道によると、中国浙江省で火葬寸前に息を吹き返した男の赤ちゃんが、病院側の懸命の治療の甲斐もなく、2月10日18時15分に死亡した。
赤ちゃんは「奇跡の生還」から約1週間、中国全土の「頑張れ!」コールの中、戦い続けたが2度目の奇跡は起こらず、力尽きた。
零下12度の冷凍庫の中で15時間生き延びたが...
2016年1月8日、魯さんに予定日より3か月も早く1400グラムの赤ちゃんが生まれた。保育器に23日間入れられた後、退院して自宅に帰ったが、容体が急変、心肺停止状態になった。病院は2月4日、死亡証明書を発行した。
その晩、赤ちゃんの「遺体」は葬儀場に運ばれ、袋にくるまれて零下12度の冷凍保管庫に15時間入れられた。翌朝、火葬のために取り出すと、袋の中から弱々しい泣き声が聞こえてきた。魯さんはびっくりして病院に搬送、救命治療が続けられていた。
このニュースは中国全土で報じられ、赤ちゃんの回復を祈る声がネットユーザーの間であふれていた。J-CASTヘルスケアでも2016年2月12日付で報じた。魯さんは「息子は皆さんの祝福を感じて、心から感謝していると思います。(2月8日の旧正月を迎えて)1歳になったのですから。ありがとうございます」とコメントしている。