「インスタグラム」もバカ発見器の仲間入り レールに寝そべって、電車に轢かれる写真のアップで書類送検

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   大阪府警池田署は2016年2月12日、阪急線の駅構内に立ち入ったとして40代の3人の男を鉄道営業法違反容疑で池田区検に書類送検した。男らは深夜の停車中の先頭車両の下に潜り込み、レール上に寝そべって電車に轢かれるポーズをスマホで写真撮影し、動画共有アプリ「インスタグラム」にアップした。

   不適切な写真をアップして摘発されるのは、これまで「ツイッター」が主だった。今回の書類送検でネットでは、インスタもとうとう「バカ発見器の新たな舞台になった」とため息が漏れている。

  • 電車を手で止めたり、線路に寝そべり轢かれる直前のポーズを写真撮影しインスタにアップした40代男3人が書類送検(写真はイメージ)
    電車を手で止めたり、線路に寝そべり轢かれる直前のポーズを写真撮影しインスタにアップした40代男3人が書類送検(写真はイメージ)
  • 電車を手で止めたり、線路に寝そべり轢かれる直前のポーズを写真撮影しインスタにアップした40代男3人が書類送検(写真はイメージ)

「こんなん近くで、電車見んのは初めてや!!」

   3人は豊中市の不動産会社社長(41)と吹田市と宝塚市の41歳と40歳の男。学校は別々だが昭和49年生まれの「49年会」という同世代の10人ほどの飲み会を結成し、中でもこの3人は特に仲が良かったようだ。大阪府警池田署によると飲み会の後に阪急箕面線の石橋駅の近くに差し掛かった時に、停車中の4両編成電車を発見した。15年6月3日午前0時過ぎのことだ。3人は、

「こんなん近くで、電車見んのは初めてや!!」

などとはしゃぎ、駅から12メートル先にある踏切から鉄道敷地内に侵入した。一人が先頭車両に両手を付き、まるでオーバーランしている電車を必死に止めているかのようなポーズを取り写真撮影をさせた。その写真を午前3時25分に、不動産会社社長のインスタにアップした。これが一回目。

   3人は15年7月8日に飲み会の帰りに再び駅構内に侵入。今度は先頭車両の下に2人が潜り込み、レール上に寝そべって電車に撥ねられるポーズを1人が撮影し、同じインスタにこの日の午前2時22分にアップした。写真があるという通報が15年7月16日に阪急電鉄にあり、電鉄は池田署に被害届を提出し、アカウントなどから3人を割り出した。

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