大阪府枚方署は2016年2月14日、男児(6)を自宅浴室に閉じ込めたとして、無職の母親(32)と内縁の無職夫(32)を監禁容疑で逮捕したと発表した。男児は発見時に体温が低くなっていたため病院へ運ばれたが、命に別状はなかった。2人は「パチンコに行くため子供を閉じ込めた」と容疑を認めている。
2人は13日午前9時頃、プラスチック製の結束バンドで浴室のドアを縛り、中に2時間ほど男児を閉じ込めた疑いが持たれている。
男児の泣き声を聞いた近隣住民が110番。警察官が駆け付けたとき、男児は全裸で浴槽のぬるま湯につかり、震えていたという。母親と内縁の夫はともにパチンコをしていたが、知人の連絡を受けて帰宅、そのまま枚方署内で逮捕された。男児の両肩には打撲痕があり、枚方署は日常的に虐待を受けていた可能性もあるとみて、調べを進めている。
両容疑者は子供3人と5人暮らしで、母親は生活保護を受給していた。同日、自宅2階の和室で9歳と1歳の女児2人も同様に監禁されているのが発見された。