2007年の商用化を目指していたが、大幅に遅れる
地元・韓国のインターネットでも、
「国の恥だし、国費のムダ」
「横風が吹いたら運休、乗車率が高いと重くて浮かなくなって運休っていうアレか。まだやってたんだ」
「もっと慎重かつ徹底的に修正してくれ」
といった、辛らつな声が寄せられている。
また、日本のネットユーザーからも、
「ま、半年はチャレンジャーしか乗れんな」
「車体だけでなく、建設費も浮かせたんかwww」
「自動停止は働くんだな。凄いやん」
「やっと開業したんだ。不具合解消したのか?」
「自動運転で速度超過するリニアって・・・怖すぎる」
「もしかして『リニア』という名のモノレールか?」
などと、散々ないわれようだ。
じつは、韓国版リニアモーターカー「マグレブ」は当初、2007年の商用化を目指していた。「マグレブ」が公開され、国や自治体の関係者らが試乗したのが2005年5月。ドイツと日本に続き世界3番目に開発された「国産リニア」とのふれ込みで、レールに接しないで走るので騒音、振動がほとんどなく、速度はまだ遅いが実用化に備えて高速化を進める一方で、輸出をも目論むという、いわば国をあげてのプロジェクトだった。
その計画が遅れに遅れて2012年に試運転したものの実用化には至らず、15年6月末には8度目の延期を決め、12月末の期限をさらに延長して、ようやく開通にこぎつけた「念願」の列車のはずだった。
それだけに、韓国や日本のインターネットには、
「大丈夫なの・・・」
という声が後を絶たない。