清原和博が陥った「巨人の外様」という苦しみ 自らの衰えに「逆転の刺激剤」求めたか

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   覚醒剤の所持、使用を認めたとされる清原和博容疑者は巨人の歴代大物助っ人の一人だった。

   しかし、彼ら「助っ人」は「外様」の苦しみとも闘っていた。そして末路は放出である。

  • 巨人時代の清原は、不振だとマスコミに「ボロクソにたたかれる」と語っていた(画像は最後の更新となった清原のブログのスクリーンショット。現在は削除されている)
    巨人時代の清原は、不振だとマスコミに「ボロクソにたたかれる」と語っていた(画像は最後の更新となった清原のブログのスクリーンショット。現在は削除されている)
  • 巨人時代の清原は、不振だとマスコミに「ボロクソにたたかれる」と語っていた(画像は最後の更新となった清原のブログのスクリーンショット。現在は削除されている)

移籍後、ドラフト1位・桑田との明暗が再浮上

「清原は巨人時代から(覚醒剤を)していたのではないか」

   2016年2月2日に逮捕されてから10日がたち、そんな話がメディアで報道されている。

   清原が西武から巨人に移籍したのは1997年のことである。阪神も熱心に誘ったが、子どもの頃からのファンだった巨人を選んだ。PL学園のチームメートだった桑田真澄と再び同僚となった。

   巨人1年目は32本塁打、95打点と実力を発揮した。ところがその後は故障に悩む。成績が思うようにならない。そうすると強烈な批判を受ける。

「それでなくとも高額契約で入ってきているから風当たりは強い。これが巨人の一面です」

   元巨人を担当した記者のコメントである。

   巨人の特徴の一つに、最初から巨人入りした選手のプライドが高いことが挙げられる。ましてやドラフト1位の入団選手は、それこそ勲章である。文字通り金メダルなのだ。

   清原は巨人の一員になったものの、間違いなくその壁にぶつかったと思う。高校時代の仲間とはいえ、桑田は1位入団、清原は途中入団という違いは歴然としている。両選手のドラフト会議の明暗は消えることはなく、二人が同僚となったことで、再びそれが浮上していた。

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