テレビ朝日系「徹子の部屋」の収録現場でお笑いコンビ「ナイツ」が、不倫騒動の渦中にあるベッキーさん(31)の名前を口にしようとしたところ、黒柳徹子さん(82)から「そういうのはいらないです」と制止されたことをラジオ番組で明かした。
不倫騒動発覚以降は、ベッキーさんを擁護した芸能人に対しネット上で厳しいバッシングが相次いで起こっている事などから、名前を出す事さえタブーになっているようだ。
「人の傷つくことやめましょう」
「ナイツ」がこの事実を明かしたのは2016年2月11日放送のニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」。「徹子の部屋」の収録中に100年ほど前に流行した「名鳥銘木」という漫才を披露したのだという。「名鳥銘木」は「木」と「鳥」で韻を踏み言葉遊びをする掛け合い漫才で、例えば「ウィスキ(木)ー」で「サントリ(鳥)ー」、「ほうき(木)」にとめて、「ちりとり(鳥)」などと掛ける。色々と披露し一通り終わった時点で、黒柳さんから「ほかになんかないの?」と言われた。塙宣之さん(37)が「じゃぁ、ベッキーで・・・」と口を開いたら、「ベッキー」と言い終わるぐらいで、
「そういうのはいいです。はい、そういうのはいらないです。人の傷つくことやめましょう」
と止められてしまったと塙さんが明かした。実は温めていたネタで、「ベッキ(木)ー」と「隠し撮り(鳥)」で掛けようと考えていたのだという。黒柳さんから突然制止されたショックから落ち込んでしまったと塙さんは語った。
黒柳さんがどうしてこうした行動を取ったのかは分からないが、芸能界では今、ベッキーさんの話題を出すのはタブーになっているようなのだ。原因として考えられるのは、不倫騒動が起きた時にベッキーさんを批判したり擁護したりする芸能人が多数現れ、特に人気キャスターの宮根誠司さん、小倉智昭さん、お笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん、カンニング竹山さんなどは擁護に回ったとしてネット上で激しく叩かれた。そうしたことで芸能界には不用意な発言をすれば騒ぎに巻き込まれるという雰囲気が出来上がった。