ソフトバンクグループの孫正義社長は2016年2月10日に都内で開いた決算会見で、総務省が「実質0円」といった携帯電話の値引き競争を規制する方針を打ち出していることについて、
「ユーザーに対して良かれと思って提供したサービスが『けしからん』とおっしゃる方がいるので、『じゃあ、変えましょう』(となった)」
と若干の違和感を示した。その上で、
「0円で提供するのは経営的にはむしろ負担の方が多い。大きかった負担が減るという意味では、経営的には悪くない」
と述べた。今後は端末価格を引き上げる分、通信料金を引き下げたり、1か月に使えるデータ量を増やしたりして利用者に還元する方針。