「育休議員」の浮気は1度ではなかった――。妻・金子恵美衆議院議員(37)の出産に合わせて「育休宣言」を表明した矢先、女性タレント(34)との不倫疑惑が浮上した自民党の宮崎謙介衆議院議員(35)が釈明会見を行った。
「週刊文春」に報じられた内容を全面的に認めた形で、議員辞職する意向を表明した。さらに質疑応答の中では、報じられた女性以外との浮気についても「否定はできない」とコメント。想像以上の「ゲスっぷり」が明らかになってしまった。
声絞り出し「否定はできないところがあります」
宮崎氏は2016年2月12日午前、衆議院議員会館で記者会見を開き、「自らが主張してきたことと軽率な行動とのつじつまが合わない」などとして議員辞職する意向を表明した。
15年12月には、同じく自民党の金子氏の妊娠を機に、国会議員への育児休業制度の導入を主張して話題になったばかり。この点についても「育児休業に、自らの軽率な行動で水を差した」などと改めて陳謝した。
質疑応答では新事実も分かった。
記者から、今回の女性以外とも不適切な関係があったのかと尋ねられると、
「その他の女性のことでございますが、今まで私も35年間生きてきた中で、本当に恥ずかしい限りですが、いろんな方々を傷つけてきたことはあったと思います。本当に、そういった皆さまに対してもお詫びを申し上げたいと思います」
と回答した。そこで「結婚した後に他にもそういう女性がいたのか」とさらに聞かれると、
「女性ということであれば、否定はできないところがあります。申し訳ございません」
と、声を絞り出した。
「どうかご勘弁いただきたい」と詳細明かさず
妻の出産間際に不倫していた事実だけでも驚きだが、2015年5月の結婚から1年経たずして、2人以上の女性と不適切な関係があったことがここで明らかになった。
報道陣も驚いたのだろう。その後は別の記者からも、再度
「今回週刊誌に出た女性以外の別の女性とも結婚後に何らかの不適切な関係があったということなんでしょうか。もしあったとすれば、何をなさったのか」
との質問が飛んだ。
すると宮崎氏は「(別の)女性と関係がなかったとは申しません」と認めたが、
「ここから先の話は、私だけのことではなくなってしまいますので、どうかご勘弁いただきたい。本当に深く反省をいたしております」
とするにとどめ、詳細は語らなかった。
実際、宮崎氏の「女癖の悪さ」を物語るエピソードは過去にもある。加藤紘一元自民党幹事長の長女の加藤鮎子衆院議員(36)と06年に結婚したが、わずか3年で離婚している。一部報道では「女性問題が原因だった」と伝えられている。
「週刊文春」2016年1月21日号には「二股婚約破棄騒動」との記事が掲載された。ただ、これに関しては宮崎氏本人が否定している。
金子氏との関係はこれからどうなるのだろうか。会見では離婚の可能性について「できれば私は妻とこれからも一緒に生活をしていきたいと思っております」としたが、「私が決める話ではございませんので」「そんな虫のいい話はないだろうなと思ってもいます」とも語り、否定はしなかった。