元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)に「覚醒剤を渡したのは自分だ」と元巨人の同僚で覚せい剤取締法違反(使用)罪に問われた野村貴仁元投手(47)が、テレビのニュース番組で証言した。清原容疑者が覚醒剤を使用しているのはチームメート全員が知っていたし、受け渡しは球場内でも行われていたのだという。
巨人と言えば2015年11月に現役3選手が野球賭博に関わっていたとして謝罪会見を開いたばかりだ。今回の「告白」が真実だとすれば、衝撃は大きい。ネットでは「もう巨人は終わり」「解体しろ!」などと巨人批判が相次いでいる。
野村元投手がテレビで「(自分が)渡していたからや」
野村元投手は2016年2月9日に日本テレビ系ニュース番組に登場した。清原容疑者が覚醒剤を使用していたことをなぜ知っているのか、と記者から質問されると、
「(自分が)渡していたからや」
と現役時代に覚醒剤を清原容疑者に渡していたことを明かした。清原容疑者の逮捕については、
「僕もびっくりしたけど、まさか、もう止めるだろうと思ったんですけど・・・」
などと語った。16年2月8日にフジテレビ系で放送した情報番組「直撃LIVEグッディ!」では、野村元投手へのインタビューを元に特集を組み、
「清原容疑者が覚醒剤をやっていたのはチームメートもみんな知っている」
などと証言し、球場内でも覚醒剤の受け渡しが行われていた、と報じた。
清原容疑者と野村元投手が巨人で一緒にプレーしていたのは1998年から2001年まで。野村元投手が薬に手を染めたのは1997年からという。覚せい剤取締法違反(使用)罪に問われ、懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡されたのは06年12月26日で、この時も清原容疑者について内偵が開始されたが、証拠が見つからず立件されなかった。