大阪市教委、「人間ピラミッド」「タワー」を全面禁止 全国で初めて

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   大阪市教育委員会は2016年2月9日、運動会や体育祭の「組体操」について、四つんばいで重なる「人間ピラミッド」や、肩に乗って立ち上がる「タワー」を禁止する方針を決めた。自治体が全面禁止を決めた全国初の事例となる。骨折事故が多発している組体操をめぐっては、規制に向けての議論がこれまで繰り返されてきた。

   大森不二雄委員長は同日の委員会で、「達成感や一体感を味わう子がいるのは事実だが、そうでない子にとっては強制になっている」「ピラミッド・タワーの禁止はもう議論の余地はない」と指摘した。

   市教委は15年9月に人間ピラミッドの高さを5段、タワーを3段までに制限する方針を決めていたが、その秋に小中学校で行われた運動会や体育祭で、これらのプログラムに参加した児童、生徒7人が骨折している。

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