テレビ出演料は「文化人枠じゃないやつで」
さらにインターネットでは「出演料 200万円」に反応。
「1本の講演で非正規の年収を稼ぐのか...」
「講演料1回200万円、羨ましい。この方の魅力はこの抜け目のなさにある」
「ネットと講演だけで月1500万円の稼ぎかい。商売上手やな」
「公務員は給料下がって人材不足。市長は任期が終わって別の仕事で稼ぎまくりとはいい気なもんだ」
「ぼったくりもいいとこやろ。周りがもてはやしすぎ。どんだけおめでたいねん」
といった、やっかみとも思える声も寄せられている。
政治家に転身する前、橋下氏は「タレント弁護士」としても活躍しており、日本テレビの「行列のできる法律相談所」や読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」、TBSの「サンデー・ジャポン」など、多くの番組に出演。現在もツイッターのフォローワー数が142万人を超えているなど、注目される存在であることは確か。
橋下氏は政治家引退後に、また以前のように活動したいとも話していて、2015年5月の大阪都構想の賛否を問う住民投票で敗れた後の記者会見では、テレビ出演について、「求められたら今度は報酬もらいますよ。きちっと毎回、『文化人枠』じゃないやつで」などと語っていた。
「文化人枠」とは、弁護士や評論家など「本業」のある人に、テレビ局がタレントとは別に設けた報酬の枠。タレントより安く、1回出演につき数万~20万円ほどとされる。
橋下氏の講演料が「200万円」かどうかは定かでないが、芸能評論家の比留間正明氏は、「驚くほど高くはないですよ」という。講演料は主催者の予算によって変わるが、「橋下氏のトークは切れ味があって、弁舌さわやか。また、政治家とのパイプも太いものがありますから、政治家らが主催する講演会などは(200万円でも)安くつくかもしれません」と話す。
2016年夏には参院選が控えていることもあって、「今年は多く(の講演会)が見込めるのではないでしょうか」とみている。