入手先は「暴力団組織の可能性が高い」
一方、ASKAさんと同じチームが捜査しているだけに「入手先に共通点がある可能性は高い」とも推測する。覚せい剤を一般人より高値で買う芸能人には、専門の売人も付く。売人と芸能人をつなぐネットワークは主に「紹介」で広がるため、複数の「客」を持つ売人も珍しくないというわけだ。
「芋づる式の逮捕は難しいでしょうが、複数の芸能人に内偵を入れた可能性は十分あります。清原容疑者逮捕までの内偵期間で、入手先はほぼ特定できているでしょう。ほとぼりが冷め、販売、購入、使用のサイクルが再び回り始めたところを現行犯逮捕する、という流れです」
また、清原容疑者の覚せい剤入手先は「暴力団組織の可能性が高い」とも指摘する。仕入れ手続きが複雑な覚せい剤は「暴力団の専売特許」とも言われる。その上、清原容疑者ほどの知名度ともなると、情報の秘匿に厳重な注意を払わなければならず、「組織のしっかりした暴力団に頼らざるを得ない」のだという。ぜい弱な末端組織から購入すると、情報が漏えいしやすいためだ。