今回の情報で株式売買しても金商法では摘発できない
玉木氏は、
「仮にこのことを事前に知って、株の売買をしても現行の金融商品取引法では打てない(摘発できない)。実は、インサイダー取引の対象にはなっていない。これだと確実に儲かると思うが、法律上の重要事実というのは上場会社の会社の情報に関することだけ」
とも指摘。新たな規制を検討するように求めたが、麻生氏は消極姿勢に終始した。
会合に出席していたのは、黒田氏をはじめとする委員9人と、岡田直樹・財務副大臣、高鳥修一・内閣府副大臣の計11人。岡田氏と高鳥氏は11時50分から12時5分の間は退出していた。
日経新聞でも、一連のやり取りを2月4日朝刊の「国会論戦」のコーナーで短く報じている。ただ、玉木氏の発言は「政策決定会合の内容が公表の前に漏れた」と1文にまとめられ、報道の経緯や問題点については触れていない。