国が変われば、身だしなみにかける時間も変わる――。調査会社GfKは2016年1月26日、世界22か国・地域の2万7000人を対象に、身だしなみを整える時間に関する調査の結果を発表した。
身だしなみには入浴、着替え、化粧、ひげそり、髪の毛をセットするといった行為が含まれる。最も時間を費やす国はイタリアで、週5.6時間に達した。2位はアルゼンチンと米国の2か国で、ともに週5.3時間。これにフランスの週5.2時間が続く。
逆に最も時間をかけない国は中国で、週2.9時間。2位が韓国で週3.3時間、3位に日本が入り、3.6時間だった。日本を見ると、男性が週2.8時間、女性が週4.4時間で、いずれも調査対象となった国・地域の平均時間を下回った。
GfKによると、日本の場合、身だしなみを整えるのは自分が満足するのと同じくらい、他の人が自分をどう見ているかを意識していることがうかがえる調査結果になったという。特に男性にその傾向が強く、身だしなみを整える理由で最も多かったのが「初めて会う人に好印象を与えるため」だった。