国際電気通信連合(ITU)は2016年2月2日、北朝鮮が「地球観測衛星『光明星』」の打ち上げ計画を通知してきたことを報道各社に明らかにした。国際海事機関(IMO)や国際民間航空機関(ICAO)にも同様の通知があったという。通知によると、北朝鮮は、日本時間で2月8~25日の7時30分から12時30分の間に打ち上げを計画している。IMOは、赤道方向に打ち上げられた場合、上昇時に物体が落下する地点3か所を試算。沖縄県の先島諸島付近の上空を通過する可能性もある。
安倍晋三首相は2月3日午前の衆院予算委員会で、
「弾道ミサイルの発射を意味するもので、重大な挑発行為だ」
などと北朝鮮側の動きを非難した。