金とプラチナではどちらが買いか
金やプラチナ投資はどうか――。国内の金価格は、2015年1月23日につけた高値の1グラムあたり5298円から16年1月15日の4385円まで913円、17.2%下落していたが、日銀のマイナス金利の「サプライズ」で2月2日には4783円に上昇。また、プラチナ価格も15年1月の高値5193円から16年1月19日の3334円まで1859円、35.8%も値下がりしていたが、金相場と同様に2月2日には3748円まで押し上げた。
とはいえ、まだ安値圏にある。金やプラチナは「買い」なのだろうか。金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏は、「金投資のデメリットは『金利が付かないこと』です。しかし、(マイナス金利で)預金金利がほとんどなくなるわけですから、そのデメリットも関係なくなります。持っていてもいいとは思います」と話す。
ちなみに、買うなら「プラチナよりは金」。プラチナは景気が悪くなると売られやすく、値下がりしやすいが、「金であれば、そう簡単には売られません」という。