元フジテレビアナウンサーの長谷川豊さん(40)が、「ゲスの極み乙女。」川谷絵音さん(27)の妻をブログで批判して物議を醸している。不倫騒動で一番悪いのは妻だというが、なぜそう言えるのか、ということだ。
「そもそも一番悪いのは...ダントツで川谷君の奥さんですからね?」。長谷川豊さんは、2016年2月1日のブログで、太字でこう強調して、理由の説明を始めた。
「すでにサイバー警察が動いています」
週刊文春では、川谷絵音さんとタレントのベッキーさん(31)のLINE画像がさらされ、流出理由として「クローンiPhone」説などがネット上で出た。これに対し、長谷川さんは、川谷さんの妻(27)がクローンiPhoneを制作してLINE画面を抽出し、文春に売り込んだとブログで断定した。
その根拠は示されていないが、取材を通じて分かったことを示唆している。そして、「すでにサイバー警察が動いています」というのだ。
妻のやったことは、不正アクセス禁止法違反だとして、「犯罪ですからね?しかも刑事事件です」と指摘した。また、LINE画面を週刊誌に流したのは、民法のプライバシー侵害に当たるとした。
長谷川さんは、今回の騒動で一番悪いのが妻で、その次が民法の不貞行為をした川谷さんだとし、ベッキーさんは、それほど悪いことはしていないとする。不倫と気づいた段階で引き返していないことが責められる程度だというのだ。
このブログ記事について、ネット上では、「これだけ言うのは確証があるんだろうね」「ようやく同じ意見をメディアで見つけられた」といった理解の声も出た。しかし、異論の方が多く、「証拠もないのに犯罪者呼ばわり」「それでも慰謝料を取られるのは川谷の方だ」「正当防衛みたいなもんじゃないの?」といった意見が相次いでいる。
「離婚裁判では、プライバシー侵害より不倫の方が重い」
根拠は出ていないものの、仮に、川谷絵音さんの妻がLINE画像を流したとすれば法律的にはどうなのか。
ネット上の問題に詳しい清水陽平弁護士は、不正アクセスの可能性については次のように話す。
「見方によっては、不正アクセスになることもあります。パスワードでログインして、電気通信回線で画面を見たとみなされればそうです。しかし、ログインせずに画面を見ただけでは、違法にならない可能性があります。不正アクセスは、証拠を示すのが難しく、LINEでの立件は聞いたことがありません。そもそも、立件されれば、LINEの内容が本当だったことが分かりますから、ベッキーさんも川谷さんも望まない可能性が高いと思います」
また、プライバシー侵害については、こう言う。
「川谷さんの奥さんがLINE画面を見れば侵害となり、流出させればより重くなるでしょう。しかし、夫婦間のことですので、その程度は大きくないと考えられます」
今後は、川谷さんと妻の間で離婚調停になってもおかしくないが、清水弁護士は、「LINEやメールの写真は、離婚裁判ではよく出てくる証拠物件です。そこでは、不倫問題が重くみられますので、たとえLINE画面を流したとしても、川谷さんの奥さんにはそれほど大きな不利益にはならないと思います」と言っている。