タレントの矢口真里さん(33)が、バラエティー番組での発言を報じたネットニュースに物申している。
不倫騒動の渦中にあるベッキーさん(31)について「擁護した」とされていることや、「世の中の女性は浮気している」と話したとされていることに、ブログで猛反論を展開している。しかし、これが火にさらなる油を注ぐこととなってしまったようだ。
「芸能人だから叩かれてしまう」「女性はけっこう浮気してる」
矢口さんが指摘しているのは、テレビ大阪のトークバラエティ番組「わざわざ言うテレビ」(関西ローカル)での一コマだ。放送は2016年2月2日夜だが、複数のスポーツ紙電子版が前日の1日に一部を紹介する記事を配信した。
これらによると、矢口さんはベッキーさんの騒動を受けて「芸能人だから、叩かれてしまうのはしょうがないこと」と芸能人ならではの宿命を指摘。ただ一方では「周りがとやかく言うのはおかしいって思っちゃう」と本音ものぞかせたという。
「女性が叩かれるイメージもありますね。意外だと思うからではないですか?」「私は世の中の女性はけっこう浮気してると思いますよ。女子は隠すのがうまいんです。私の場合はバレたんですが...」
と、自らの不倫騒動に絡めた大胆発言もあったそうだ。
こうした内容が「ベッキーを擁護」「『世の中の女性は浮気している』」といった見出しで報じられると、ネット上では矢口さんに対する批判が相次ぐことに。すると矢口さんは1日夜にブログを更新し、反論を開始した。
一連の発言から「擁護」と報じられた点については「私はベッキーちゃんを擁護も否定もしておりません」と、どちらの立場でもないことを強調した。
また、ネットで炎上する要因となった「世の中の女性は浮気している」という点については、「世の中の女性の中には浮気をしている人もいるとゆう意味です」と弁解し、「まるで全ての人が浮気しているみたいな聞こえ方になっていますが、それも違いますからね」と念押しした。
「ベッキーと既婚だった矢口では状況が異なる」
その上で「番組やネットで不快な思いをされた方には謝ります」と謙虚に謝罪。一方、ネットニュースには発言の「ポイントだけ」しか載らず、番組も編集によって「違う雰囲気」になるとも指摘し、「一部のニュースや発言で変に誤解されるのは本当にきついです」と心境をつづった。
シンプルに「詳しくはオンエアを見てください」と言うこともできたはずだが、あえて真っ向から反論するという「直球対応」をみせた矢口さん。だが結果的には、あまり効果はなかったようだ。ネット上では、
「だったらもう少し慎重に発言した方がいい」
「言葉たりなさすぎだろ」
「誤解されるような文言を発しないよう勉強するべき」
「余計なこと喋りすぎ」
と、むしろ誤解されるのは自業自得とするようなコメントが目立つ。
加えて「誤解もなにも、ベッキーは浮気したわけじゃないのでは?」との指摘も。既婚者を相手に一途な恋をするベッキーさんと、既婚者でありながら浮気していた矢口さんとは、状況が異なるというのだ。そのため、一連の発言は反論も含めて「自己弁護」と受け取られてしまった。
ちなみに当の矢口さんは、2日更新のブログで、他のネットとは違って、温かいコメントがファンから寄せられたことに感謝するとともに「厳しいコメントも沢山きていたみたいなんですが、アメブロさんにいて良かったなと思えるところでございます」ともつづっている。
アメーバブログはネガティブなコメントの非掲載対応を取っていることで知られ、矢口さんはこのおかげでブログでは批判意見を目にしないで済んだようだ。