世界保健機関(WHO)は2016年2月1日、喫煙シーンのある映画やドラマなどが若者の喫煙を助長しているとの調査結果を発表し、各国に「成人向け」に指定する措置を取るように勧告した。
WHOは、世界中でたばこの広告規制が強まる一方で、映画やドラマなどでは喫煙シーンが規制されていないと指摘。さらに、米国で新たに喫煙を始めた青年の37%が、映画やドラマをきっかけとしてタバコを吸い始めたという調査結果を引用し、各国政府に「たばこ関連映画の鑑賞に関する年齢制限を設ける」「喫煙シーンのある映画上映前に禁煙広告を表示する」といった対策を講じるよう勧告した。