恐怖の失明病・緑内障予防に青菜野菜 でも食べ過ぎたらちょっと大変に

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   緑内障は日本人の失明原因の第1位で、40歳以上の20人に1人がかかる。自覚症状がないまま進行する例が多い恐ろしい病気だが、ホウレンソウなどの青菜類を毎日食べると予防効果があるという研究を米国立眼病研究所がまとめ、米医学会誌「JAMA眼科版」(電子版)の2016年1月14日号に発表した。

   青菜類が緑内障の予防にいいと証明した初めての大規模調査だ。

毎日1.5カップの青菜野菜でリスクが20~30%減

   研究では、米国で1984~2014年に看護師と医療従事者の健康調査に参加した計10万5000人を対象に25年間追跡調査した。いずれも40歳以上で、調査開始時点では緑内障にかかっておらず、2年ごとに眼科検診を受けた。

   調査期間中に約1500人が緑内障を発症した。研究チームは、対象者の食生活を調べ、青菜類の摂取量に応じ、1日に平均1.5カップ食べるグループから、3日に1カップしか食べないグループまで5つに分けた。その結果、最も多く食べたグループは、少なかったグループに比べて、緑内障を発症するリスクは20~30%低かった。

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