2016年で23年目を迎えるテレビ東京の看板番組「開運!なんでも鑑定団」。俳優の石坂浩二さん(74)は第一回の放送から司会者の一人として番組を盛り上げてきたが、2016年3月いっぱいの「降板説」も出始めた。
2年以上前から収録中のトークがカットされていて、まるで「存在していない」ように扱われていた。「降板」と「無視」が明らかになると、ネットでは「石坂浩二がかわいそうすぎる」という同情と、功労者に対し酷い仕打ちではとしてテレビ局側への批判も出ている。
「石坂さんはオープニングからよく喋っていましたよ」
「石坂浩二が画面に出ない」「不自然な感じに編集されている」。そんな疑問がネット上に出たのは2年以上前の話になる。出品者と鑑定士とを繋ぐご意見番的な役割で番組を盛り上げ、うんちくで視聴者を唸らせていたのに、このところ存在感が極めて薄くなっている。16年1月26日の放送を見ても石坂さんのトークはなく、挨拶すら不自然に切られているように聞こえた。こうした扱いへの疑問は、石坂さんの番組降板の噂とともに爆発し、石坂さんへの同情とテレビ東京に対する批判へと変わった。ネット上では、
「石坂さん可哀相過ぎだろ...」
「74歳で、職場で虐められるとか泣けてくるな」
「台詞カットして、喋れない老人という印象付けして、降板止むなしと視聴者に思わせたかったんやろなぁ」
「ふざけてんのか?あの番組石坂さんいなきゃなんの価値もないじゃないか」
などといった書き込みが掲示板に出た。
意図的に石坂さんのトークはカットされているのか、スタジオ観覧をしたことがあるというテレビ局の事情に詳しい都内の男性会社員に話を聞いてみた。すると、
「石坂さんはオープニングからよく喋っていましたよ。うんちくも披露し、かなり頑張っているという感じでした」
という。放送ではそうしたトークが全てカットされていた。