妊娠した女性は渡航しないのが一番
旅行者は何に気をつければよいのか。WHOや厚生労働省の資料をまとめるとこうだ。
(1)妊娠している女性は、ジカ熱発生地域への渡航を避ける。
(2)妊娠を望む女性も、医師に相談のうえで蚊に刺されない対策をとる。
(3)もし妊娠した女性が行く場合は、滞在中は、エアコン付きか窓やドアに網戸のある宿泊施設を予約する。
(4)殺虫効果があるペリメトリン処理をされた蚊帳と蚊取り線香を持参する。
(5)外出の際は、素足のサンダル履きを避け、長袖の衣服と長ズボンを着用、その上から虫除けスプレーを噴霧して蚊に刺されないようにする。
(6)白など薄い色のシャツやズボンを選ぶ(蚊は色の濃いものに近づく傾向がある)
(7)露出する肌には先に日焼け止めを塗ってから虫除け剤を塗布する(逆だと虫除け効果が薄れる)。
最後に、男性の精液からウイルスが検出された報告があり、性交渉でうつる可能性も指摘されている。そちらの注意も肝心だ。