ブラジル「ジカ熱」猛威でリオ五輪大丈夫? 旅先で感染を防ぐ7つの方法は

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   蚊が媒介し、妊婦が感染すると胎児に深刻な先天異常を起こす恐れのあるジカウイルスによる「ジカ熱」が南北米大陸全域に拡大しており、世界保健機関(WHO)は2016年1月24日、米大陸に渡航する際は安全を期するよう警鐘を鳴らす声明を出した。

インフルエンザに似た症状、ワクチンない

   ジカウイルスは、ヤブ蚊の1種「ネッタイシマカ」を通じて感染するが、大半の人は発熱や頭痛などインフルエンザに似た症状が数日続くだけで、特別な治療も必要なく治ってしまう。ワクチンはない。しかし、妊婦が感染すると、先天的に頭部が小さく頭蓋骨が発達しにくい「小頭症」の子どもが生まれる心配が指摘されている。

   ジカウイルスの発生が最も多いブラジルでは、2015年5月から2016年1月まで50~150万人の感染者が出たが、小頭症の患者も急増、例年150人前後の患者が同期間に約3900人に達した。このため、隣国のコロンビアでは、政府が、流行が落ち着くまで女性は妊娠を控えるよう勧告声明を出したほどだ。

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