新型「聞こえません」ポーズ披露などと報道 野々村被告の行き過ぎた「お笑い化」は人権問題だ、との指摘が

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ワイドショーでも「新型『聞こえません』ポーズを披露!」

   榎本さんのツイートは大きな反響を呼び、

「正におっしゃるとおり」
「私もあの動画を笑いながら視る気持ちになれません」
「言動が奇妙だからといって『見世物』にしてはいけないですよね」

といった声が続々と上がっている。

   号泣会見以降、野々村被告はネット上で恰好のネタとして「消費」されてきた。同様に、各テレビ局のワイドショーも面白おかしく取り上げてきた。11月の初公判ドタキャン時には、号泣会見の映像を延々と放送。泣き声に合わせてバラエティ番組のようなテロップを入れる番組もあった。

   今回の初公判に関する報道も同じだ。27日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、被告が法廷でみせた右耳を極端に傾けるポーズについて「新型『聞こえません』ポーズを披露した!」とキャッチーに紹介していた。

   同日の「白熱ライブ ビビット」(TBS系)では、コメンテーターのテリー伊藤さんが傍聴したレポーターに「裁判面白かった?」と尋ねると、司会の国分太一さんも「絶対面白いですよね」と同調。

   さらに「新型ポーズ」のイメージイラストを紹介した際には、国分さんが「これ盛ってる?クロマティ(編注:元プロ野球選手)のモノマネ?」とバットを構えるジェスチャーで笑いを誘い、オリエンタルラジオの中田敦彦さんも「お笑いとしては天才ですよね」とコメントしていた。

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