東芝、旧経営陣への賠償請求額を32億円に増額

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   東芝は、不適切会計問題で会社に損害を与えたとして西田厚聡氏、佐々木則夫氏、田中久雄氏ら、歴代3社長を含む旧経営陣5人に損害賠償を求めている裁判で、請求額を29億円増やし、あわせて32億円にしたと、2016年1月27日に発表した。従来の請求額の3億円から10倍以上増やした。

   東芝は、同日付で金融庁に命じられていた約74億円の課徴金を納付しており、このうち26億円分を賠償額に含めたほか、決算の過年度修正にかかる監査法人への約21億円の報酬のうち3億円分を損害とみなした。

   1月21日に、東京地裁で開かれた第1回の口頭弁論で、歴代社長ら5人は東芝と全面的に争う姿勢を示している。

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