あくびはネコにもうつるの?
ロメロさんは、翌2014年6月、東京大学と麻布大学の共同研究でも「人とイヌ、そしてイヌ同士の共感関係」の研究を発表している。そこで、イヌが人やイヌ同士と触れ合う時には、「オキシトシン」というホルモンが仲間意識を高めていることを突きとめた。オキシトシンは、母親が乳児に授乳している時に分泌されているホルモンで、「愛おしい!」を感じる母性の源だ。「愛情ホルモン」「癒しのホルモン」と呼ばれる。そのホルモンが、飼い主と一緒にあくびをする時のイヌの体内に出ているらしい。
ところで、あくびはネコにもうつるのだろうか。いつもあくびをしているネコに対する学術的な研究は見当たらないが、ユーチューブ上では、「人からネコにうつった可愛い瞬間を捉えた!」という動画がいくつかアップされている。