枝野幹事長は「アイドルオタク」、十八番はAKB48
また、今回の「民主党は嫌いだけど、民主主義は守りたい」というキャッチフレーズから、元AKB48の前田敦子さんの「名言」を思い出した人も少なくないようだ。その名言とは、2011年の第3回AKB48選抜総選挙で前田さんが1位に返り咲いた際、涙を浮かべて語った「私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください」という言葉だ。
この「類似点」に気づいたファンからは、
「まさかの前田敦子オマージュ」
「元AKBのあの人の言葉に似ていると思ったのは私だけですか?」
「正直『これには前田敦子も苦笑い』という感想しか浮かばない」
といった投稿がツイッターに寄せられており、一部からは「民主党の中に、前田敦子推しがいるに違いない」と推測する声もあがっている。
その背景には、民主党の枝野幹事長がかねてより「アイドルオタク」を公言していることがある。14年11月25日の朝日新聞によると、枝野氏の十八番はAKB48だといい、なかでも「チャンスの順番」という曲は「民主党ソング」とまで語っている。
また、枝野氏は14年4月に、インディーズ文芸誌の「Witchenkare(ウィッチンケア)」という雑誌に、AKB48と日本経済を絡めた「歌は世につれ。~秋元康・AKB戦略と日本経済~」という評論を寄稿したこともある。
こうした事実を考えると、ネットに浮上した「民主党内のAKBファンが、今回のキャッチフレーズを考えた」という推測も、全くもって荒唐無稽な意見とは言い切れない――かもしれない。