号泣元県議の「記憶障害」診断は信用できるのか 弁護士から「黙秘の方がまだまし」との声も

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逃亡などの危険があるとして3月25日まで勾留

   こういった状況について、約7年間にわたって裁判官を務めたこともある八代英輝弁護士は、27日の昼の情報番組「ひるおび!」(TBS)の中で、

「検察側からの質問に対して『覚えていない』と言うのは、まあいいと思う。立証責任は検察が負っている。弁護人からの質問に『覚えていない』と答えたりすると、きちんと弁護活動をしているのか弁護人の責任も問われる。被告人が真摯に答えようとしているか、その姿勢も疑われる」

と話し、そもそもの野々村被告が公判に臨む姿勢に問題があると指摘した。質問者や裁判官を待たせた末に「覚えていない」「記憶にない」といったやり取りが繰り返されたことについては、自らの裁判官時代を思い出したかのように

「非常に心証が悪い。ある意味最悪。黙秘している方が、まだまし」

と切り捨てた。

   神戸地裁は野々村被告を3月25日まで勾留するという異例の措置に踏み切った。初公判の状況を踏まえ、逃亡や自殺の危険があると判断したようだ。次回の公判は2月22日に予定されている。

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