【スッキリ!!】(日本テレビ系)2016年1月25日放送
「薬剤師が語る失敗しない薬の選び方」
冬の真っただ中、例年以上に寒い日が続き、体調を崩す人も少なくないだろう。この時期には風邪に悩まされる。また首都圏のように空気が乾燥しがちな地域では、肌の手入れも大変だ。
番組では、乾燥肌と風邪の薬の選び方を薬剤師に聞いた。何の気なしに購入した薬が、実は効かないどころか逆効果の恐れすらあるようだ。
乾燥肌の症状は大きく分けて5つ
乾燥肌対策として売れ筋なのは尿素入りのクリームだと話すのは、大手ドラッグストアチェーン、スギ薬局(本社・愛知県)の薬剤師、杉浦伸哉さん。保湿効果が高く、角質を取って柔らかくするので高齢者にお勧めだという。だが、乾燥肌ならどんな人にも合うわけではない。実は副作用があり、使用するとかえってデメリットが大きくなるケースも。
杉浦「尿素には刺激があり、傷があるとしみたりします」
乾燥のため、つい手で肌の表面をかいてしまって炎症を起こしたところに尿素入りクリームを塗れば、症状が悪化する恐れがある。たとえ肌が健康な状態でも、長期間塗り続けると肌が荒れる可能性も出てくるという。杉浦さんは、傷口がある場合はビタミンクリームなどほかのものを使うように促した。乾燥肌の症状は、大きく分けて5つある。自分の症状に合った薬を選ぶよう心掛けたい。
いつ薬を使うかも重要だ。
杉浦「塗るタイミングで一番よいのは、お風呂上りなんです」
入浴すると角質が洗い流される。そのためクリームを塗ると、バリア効果が発揮されるそうだ。
自分の症状に最適な薬を選ぶのが重要
風邪薬も、症状に合わせて選ぶのが大切。ひき始めでは、杉浦さんは「葛根湯」を勧めた。体を暖める効果で免疫力が高まるので「風邪と戦うことができます」。
風邪が悪化した場合、薬を探す際に「落とし穴」が潜んでいるという。同じ商品名の風邪薬でも種類がいろいろあり、値段も変わってくるが、高額な薬であればどんな症状でも必ず治るわけではない。
では、価格が高い薬はどんな利点があるのか。杉浦さんによると、自分の症状に合った薬であれば最も効くのだという。例えば、のどの痛みが主要な症状で、高価な薬も「のどの痛み向け」となっていれば、入っている成分が安価な風邪薬よりも強いので、より効果が期待できるというわけだ。
逆に、高額の薬に「熱・のどの痛み」と「鼻水鼻づまり」の最も強い成分が入っていたとしても、自分の主な症状が「せき」の場合は、効果が期待できない。むしろ、これより安い薬でもせきに効く成分がしっかり入っているものを選ぶべきだ。
スタジオでは、薬剤師を取材した大竹真リポーターに司会の加藤浩次、エッセイストの犬山紙子、さらには若手の岩本乃蒼アナを巻き込んでワイワイ。
大竹「今後大変な風邪をひいたら、しっかり薬剤師さんに事細かく遠慮なくどんどん聞いちゃおうと思いました」
犬山「私、足の裏がよく(乾燥で)ガビガビするんですけど、あれは尿素(入りクリーム)でいいんですか」
大竹「いいです。ガッサガサのときは」
加藤「えー、犬山さん、足の裏ガビガビなの」
一同「(笑)」
犬山「みんなそうですよー。絶対、岩本さんとかもガビガビしてる」
加藤「え、岩本も」
岩本「カピカピぐらいですね」