急速に下がり始めたSMAP「広告価値」 過半数の企業が「CMに起用したくない」理由

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すでに昨年からCM起用の上位から消えていた

   そうしたなか、SMAPのメンバーが出演しているテレビCMは、すでに昨年から減ってきていたようだ。

   メディアの調査・分析するニホンモニターの「2015年上半期タレントCM起用社数ランキング」(2015年1~6月のCM出稿状況)によると、男性タレントの上位は同じジャニーズ事務所の「嵐」のメンバーの独壇場といっていいほどで、相葉雅紀さん、櫻井翔さんが元プロテニスプレイヤーの松岡修造さんとともに10社で1位。大野智さん、二宮和也さん(いずれも9社)、松本潤さん(8社)のメンバー全員がトップ10にランクインしている。

   一方、SMAPは、RIZAPやアサヒビールなどのCMに出演した香取慎吾さんと、エイブルや日清食品などの中居正広さんの6社が最多だった。2014年(1~11月)時点では、サントリー食品インターナショナルやタマホーム、トヨタ自動車など9社のCMに出演していた木村拓哉さんの名前は、15年上期では上位から消えていた。

   さらに2015年(1~11月)のデータをみると、「嵐」の勢いが止まらないなか、SMAPのメンバーの名前は、すべて上位から消えてしまっていた。

   前出の大関氏は、「CMで大切な好感度には、たとえばフレッシュさ、躍動感、若々しさなどの要素があります。こうした点でSMAPは、今回の騒動がなかったとしても、年齢的にそろそろどうか、と。そうであれば、『本物がわかる』とか、『決断力』とか、別の要素でイメージをつくり変えていかなければならない時期といえます。それができないとなると、広告価値はますます下がると思います」とみている。

   そして、メンバーの不仲説が拡散していることも、「少なくとも、グループでは起用しづらいですよね」とみる。

   CMへの新たな起用は難しいかもしれない。

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