静岡市長「訓練のないところで消防職員に行かせてしまったのは大変残念」
静岡市の田辺信宏市長は16年1月22日の定例会見で、今回の「再発防止策」を説明した。それによると、事故の検証などを踏まえ、14年11月に、静岡市内で最も標高が高い南アルプスの間ノ岳(あいのだけ)の標高3190メートルを参考に、救助活動の上限を3200メートルに設定した、としている。
すでに、静岡県や浜松市にも伝えたが、静岡県と浜松市は、これまでどおり救助に行く高さの上限は定めず、事案ごとに出動を判断することにしている。
田辺市長は、事故と再発防止策を決めたことについて
「人命救助という大義の中で、訓練(経験)のないところで、消防職員に行かせてしまったということも大変残念に思っている」
などと説明した。