今やテレビでその顔を見ない日は無い超売れっ子タレント小島瑠璃子さん(22)。かなり稼いでいると思われているが、生活は厳しく、買いたいものも全然買えず、「月々の貯金はゼロ」とテレビ番組で打ち明けた。
所属事務所ホリプロのギャラの支払いは給料制になっていて、何本テレビに出ても、睡眠を削って仕事を頑張っても受取額は同じなのだという。
JOY「忙しくても15万円。アパレル勤務のほうが給料高かった」
ニホンモニターが調査した2015年1月~11月のテレビ番組出演数「2015タレント番組出演本数ランキング」によれば、小島さんは女性でトップの429本。全体では1位が国分太一さん(41)で、小島さんは7位に食い込む。
そんな超売れっ子の小島さんがモデルのJOYさん(30)とタレントの菊地亜美さん(25)と2016年1月24日放送のフジテレビ系トーク番組「ボクらの時代」に出演した。収入の話になると、3人全員が固定給(給料制)だということが分かった。小島さんと菊池さんは、売れっ子芸能人になれば凄いお金持ちになれると思っていたけれど、自分たちは同じ年齢のOLよりはもらっている程度で、給料は決して高くない、と口を揃えた。どんなにテレビ番組に出ても、睡眠を削って仕事をしても固定給だから受取金額は同じ、というのだ。
JOYさんが、
「貯金はできてる?」
と聞くと、小島さんは小さな声で「ゼロ」と答えた。本来は貯金をするタイプで、芸能界にデビューをした高校3年間はとても少ない給料を1円も使わずにコツコツ貯めていた。高校を卒業して一人暮らしを始めてからは給料だけでは生活できず、その貯金を取り崩して生活した。小島さんは、
「今は切り崩してはいないけれど、月々貯金するお金はゼロです。買いたいものを何でも買えます、という状況では全然ない」
と語った。JOYさんが、自分も小島さんと同じくらいテレビに出ていた時期があり、すごく忙しかったけれど、
「給料が月15万円でしたからね。事務所がケチということではなく、そういう契約をしていた。その前にアパレルに勤めていたけど、そのほうが(給料は)高かった」
という自身の裏話をした。
売れっ子でも若いうちは「年齢×1万円」が目安のホリプロ
小島さんは15年5月に放送されたTBS系番組「旅ずきんちゃん」でも「めっちゃ極貧生活なんです」などと語り、話題になった。手元のお金が2100円になり、実家の母に「預金を崩してくれ」と電話したという。お金が無い理由は移動にタクシーを頻繁に使うからで、事務所からタクシー代が出ないことが理由なのだそうだ。
小島さんは09年の「ホリプロスカウトキャラバン」でグランプリに輝き芸能界入りした。ホリプロは年功序列の給料制で知られ、売れっ子でも若いうちは年齢×1万円が給料の目安とされている。ただし給料が低いと言っても「終身雇用」のような雇用形態で、売れなくなってもすぐにクビということにはならない。ただ、芸能界で「別格」の存在になれば給与形態も変わってくるようなので、収入アップはこれからの頑張り、ということになるのだろう。