20代女性の95%が、自分の体に多かれ少なかれコンプレックスを抱いていることが、米のインターネット大手「ヤフー・ヘルス」が行なった調査でわかった。
この傾向は、同世代の男性に比べて女性の方が強く、若い世代ほど「後ろめたい」気持ちが高いという。
若い男性も自分のボディ・イメージと戦っている
この「ボディ・イメージ」の意識調査は2016年1月、見た目を重視して過度にダイエットに走るのではなく、体の強化や心の健康を目指す「ボディ・ピース・レゾリューション」(体の平和への抱負)キャンペーンの一環としてインターネット上で行われた。
13歳から64歳までの米国の平均的な1993人を対象に、自分の体に持っている気持ちを、「好き」「嫌い」「中立的」(完ぺきとはいえないが受け入れている)「矛盾した感情」(好きな時と嫌いな時がある)の中から最も近いものを選んでもらった。
その結果、男性全体の20%が自分の体を「好き」と思っているのに対し、女性では「好き」と答えたのは11%だけだった。特に若い世代で男女差が大きく、「好き」と「中立的」を合わせた肯定的な回答が、10代男性で71%だったのに対し、10代女性は34%だった。
中でも、「好き」という回答をのぞく、多少でもコンプレックスがある「後ろめたい」気持ちがある回答率は、10歳女性で94%、20代女性で95%に達した。同年代の男性は、それぞれ64%、86%だった。
研究チームでは、「若い女性のほとんどが自分の体に後ろめたさをもっていることは驚くべきことです。一方、女性より少ないとはいえ、若い男性も自分のボディ・イメージと戦っています。ありのままの自分の体を受け入れる難しさがわかりました」とコメントしている。