カレーチェーン「CoCo壱番屋」(ココイチ)の廃棄した冷凍カツが愛知県内のスーパーで販売された問題をめぐり、情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)の司会、小倉智昭さんが番組内で「ズレた」発言をして、物議を醸している。
ココイチの廃棄理由は「安全性の問題」なのだが、それにも関わらず、「シリア難民」を持ち出しながら廃棄する行為自体を問題視し、ネットで「的外れな意見だ」との批判を呼んでいるのだ。
「1週間食べものがなく餓死するシリア難民の一方で」
発言が飛び出したのは、2016年1月18日放送回だ。小倉さんは、「それなりの理由があって廃棄されるんだろうと思いますが」と前置きしながら、「シリアでね、1週間食べものがなくて餓死している子どもたちがいる一方で、こんな風に廃棄されている食品もあるってなんかねぇ」とコメントした。
笠井伸輔アナウンサーがすぐに「ただ、安全性に問題があるので捨てられたというわけで...」と軌道修正したものの、「なんでそれだけ余分な食品が出てしまうんだろうね」と最後まで納得しきっていない様子だった。
異物混入の疑いがあるとしてココイチに廃棄された冷凍カツを、産廃業者がスーパーに横流ししていた今回の問題。各種報道によると、プラスチック片の混入や解凍後の品質劣化が疑われる冷凍カツが、すでに相当数スーパーで販売されたという。