SMAP会見は「公開処刑」だったのか ジャニーズ事務所「ブラック企業」「パワハラ」指摘殺到

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   分裂、独立騒動に揺れるアイドルグループ「SMAP」がレギュラー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)で見せた謝罪生放送に対し、ジャニーズ事務所は「ブラック企業」そのものだ、との指摘がネット上で相次いでいる。

   独立したくてもできない、反逆者は見せしめにされる――。「SMAP存続」を印象づける内容の一方で、事務所の「パワハラ体質」を見せつけた、と受け取る向きも多かったようで、騒動の発端から明らかになっていた事務所の暗いイメージがあらためて鮮明になった。

  • 独立したくてもできない?(画像は東京・乃木坂のジャニーズ事務所。2016年1月13日撮影)
    独立したくてもできない?(画像は東京・乃木坂のジャニーズ事務所。2016年1月13日撮影)
  • 独立したくてもできない?(画像は東京・乃木坂のジャニーズ事務所。2016年1月13日撮影)

4人は意思に反して屈服させられたのではないか

   2016年1月18日放送の同番組は、各種報道で「独立組」と目された稲垣吾郎さん(42)、香取慎吾さん (38)、草なぎ剛さん(41)、そしてリーダー、中居正広さん(43)の「謝罪」を放送。即時解散の回避を視聴者に印象づけたものの、残留を決めていた木村拓哉(43)さんを除き、強張り、憔悴した4人の表情がネット上で大きな話題となった。

   今回の騒動は、1月末で事務所を退社するSMAP担当マネージャー・飯島三智氏(58)と事務所経営陣の確執が発端となっている。これをうけ、飯島氏に恩義を感じるメンバーが独立を模索した、とされる。

   一連の流れを把握するネットユーザーは、謝罪生放送を「究極のブラック企業ぶり」「(事務所による)公開処刑」などと評した。なぜ「内輪もめ」の責任をSMAPにかぶせるのか、4人は意思に反して屈服させられたのではないか――。そんな不満、憶測が背景にあるようだ。ツイッター上でも

「事務所に誰も逆らうことができません、という真っ暗闇のイジメ話」
「事務所への不信感しか感じない」
「見せしめ懲罰ショー」

と厳しい批判が飛び交う。

   違和感を表明したのは、ネットユーザーに限らない。19日放送の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演した、投資家・ブロガーの山本一郎さんも「『解散報道』をただ否定すれば済む話なのに、なぜわざわざ『公開処刑』気味な謝罪会見までやる必要があったのか」と指摘し、「彼らの言葉でお話されたことをもう少し細かく聞いてみたい」と注文を付けた。

副社長は1年前に「『出ていけ』と言うしかない」と恫喝

   ちなみにその後、番組司会の小倉智昭さんが「SMAPみんなからの言葉を聞かないと、ファンの皆さんも何が本当なのか分からなかった。(メンバーが)出てきたことに意義がある」とやんわり反論した。

   事務所と飯島氏の対立を最初に報じた「週刊文春」(15年1月29日号)は、経営陣の高圧的な様子をより詳細に伝えている。

   記事中、メリー喜多川副社長は飯島氏を呼び出し、「SMAPは踊れないじゃない」「うちの娘(藤島ジュリー景子氏)と飯島が争うなら私は飯島に『出ていけ』と言うしかない」「飯島がジュリーと対立するということは、私と対立するということ」と恫喝するのだ。

   こうした事務所側の態度について「パワハラ的だ」との批判は今も寄せられ続けている。謝罪生放送は「文春」で明るみになった事務所の「パワハラ体質」を改めて証明した、そう指摘する声は決して少なくない。

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