年に1度の健康診断にドキドキ 腹囲を測った看護師が思わずひと言

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健診結果を放置、これまで大きな病気はなかったが...

   とは言え、腹囲90センチはまだ危険水域から脱していないのも事実だ。血液検査はじめ具体的な検診結果が送られてくるのは後日だが、これらの数値によってはメタボ判定が下されるかもしれない。

   実は過去の健康診断では、キヨシさんは結果に無頓着だったと明かした。「数値が基準を超えても『あ、そう』としっかり見ないでそのまま放置していました」という。医療機関からは、診断結果とともに食生活の見直しをはじめ生活習慣病の改善を促す用紙が配られたはずだが、「そういえば揚げ物を控えよう、とか書いてあったかな」と心もとない。これでは、せっかくのアドバイスも生かされないことになる。

   キヨシさんの妻に話を聞いた。「夫は今まで大きな病気もなく過ごせていたので、(結果や助言を)あまり気にしていなかったのだと思います」と話す一方で、生活習慣が変わらない様子を常に心配していたと明かした。年齢を重ねるにつれて体の衰えや変化を感じるようになるだけに、「夫自身も気持ち良く生活できるように意識してほしいです」と願う。

   幸い、初めて本格的なダイエットに挑戦している過程で受けた今回の健康診断では、キヨシさんの考え方にも変化が出たようだ。

キヨシさん「腹囲なんて気にしたことなかったのに、5センチ縮まったと言われて感動しましたよ。医療機関での正確な測定値だから自信につながりますし、今後ダイエットを続けるうえで励みにもなります」

   成果は出た。周囲からもほめられた。それでも、こんな前向きな言葉が飛び出した。

キヨシさん「まだあと5センチ、残っています。あと一歩努力しなければ」
こうならないためにも、健康診断結果を生かしてほしい
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