「日本以上に萌え文化が根付いている」と驚嘆
宣伝の甲斐あり、動画は16年1月18日18時までに3万5000回再生され、1500近くものコメントが集まっている。
立候補者が「萌えキャラ」となって有権者にアピールする――。およそ日本では考えられない選挙の形に、日本のネットユーザーは、
「何故か好感持てる」
「日本以上に萌え文化が根付いている」
「普通によく出来てる...」
と驚き、喜びの声を寄せている。
選挙にまで萌えキャラを取り入れてしまった台湾だが、こうした動きを生む「素地」はすでにあった。
2014年、高雄市の市営地下鉄「高雄捷運(KMRT)」がマナー啓発キャンペーンのため、日本の美少女アニメを意識したような公式キャラクター「小穹(シャオチョン)」を作った。黒いロングヘアと白、水色の制服という「清楚」なイメージが人気を呼び、日本でも「進め!高捷少女」(GA文庫)としてライトノベル化されている。
また、2010年にはマイクロソフトの台湾法人が、新しく売り出すソフトを「藍澤光(あいざわ・ひかる)」の名で萌えキャラ化し、キャンペーンサイトを立ち上げるといった具合だ。