「感染症指定医療機関」で治療を受ける
過去には日本でも、西アフリカ経由の渡航者が成田空港などで発熱が確認され、エボラ出血熱を疑われた事例がいくつかある。検査の結果、すべて陰性だった。これまで、日本国内での患者は1人もいない。
厚労省のウェブサイトによると、もし日本国内で感染者が確認された場合、患者は「感染症指定医療機関」に送られて治療を受けることになる。エボラ出血熱は「一類感染症」に指定されている。1月4日現在、こうした患者に対応する医療機関のうち、「特定感染症指定医療機関」は東京、千葉、大阪、愛知の4か所で計10床、また「第一種感染症指定医療機関」は全国47機関で、病床数は88床となっている。