スポーツ新聞を見て、驚いた人もあるかもしれない。
2016年1月16日、トップを飾るのは引き続きSMAPの解散・分裂騒動だが、その見出しは各紙そろって、ジャニーズ事務所残留を決めているとされる木村拓哉さんを持ち上げ、退所派とされる中居正広さんらや女性チーフマネジャーに否定的な内容だった。
ラジオでの初言及とタイミングぴったり
「キムタク存続直訴」(スポーツニッポン)
「SMAP存続前進」(スポーツ報知)
「中居よ キムタクに土下座しろ」(サンケイスポーツ)
「渦中の女性マネ雲隠れ SMAP放置」(日刊スポーツ)
17日付のスポーツ紙はそれぞれこうした大見出しを打って、解散問題の「前進」を報じた。ディテールに違いはあるものの、いずれもその内容は、
「『マネジャーに追随し行き場を失った』(スポニチ)4人は後悔しており、仕事にも悪影響が出ている。中居さんらは謝罪を模索。一方の木村さんはファンのためにも、解散回避に向けて奔走している」
という筋書きである。
特にスポーツニッポンは、木村さんがジャニー喜多川社長やメリー喜多川副社長に電話で直接、グループの解散回避を求めたことを大きく伝えている。3人以外知り得ないはずの話の内容も、かなり詳しい。