「当時の記録は県警にも残っていない可能性が高い」
任命権者としての責任を問われた安倍晋三首相も、
「大臣は全くそんな事実はないと、ここで明確に述べている。その上で、しっかり復興大臣として復興の加速化に全力を尽くしてもらいたい」
と高木氏をかばった。
石橋氏は、
「我々は追及していくので、しっかりと説明責任を果たしてもらいたい」
と「次の一手」を予告して質疑を終えた。ただ、「県民福井」は「当時の記録は県警にも残っていない可能性が高いという」とも報じており、物証がないという点では文春・新潮と同じだ。今後、野党がこの件を攻撃材料にできるかは未知数だ。
2015年度の補正予算案は16年1月14日に衆院を与党などの賛成多数で通過し、審議の舞台は参院に移ったばかり。衆院では「無風状態」に近く、政府・与党は1月20にも参院で可決・成立させたい考えだ。