「寒さでiPhone死ぬ」 ネットに続々寄せられる「寒冷バッテリー切れ」の真相

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公式サイト「バッテリー駆動時間が短くなることがある」

   外気の影響で端末が冷えると、バッテリーが減りやすくなったり、故障したりする――。こうした現象は考えられるのか。

   東京都内のあるスマートフォン修理店はJ-CASTニュースの取材に、「まず考えられません。この件で修理依頼をされたお客様は1人もいませんし、日本国内で通常利用する分には、起こりえないでしょう」とあっさり否定する。取材の途中、

「利用者に心当たりのない場合がほとんどですが、端末には経年使用にともなう細かい不具合が蓄積されます。たまたま、条件が重なってそうした状況になるかもしれません」

と1つの可能性を示したものの、やはり「頻繁にそうした状況になるなら、バッテリーの故障を疑った方が良いかもしれません」と話す。

   一方、Appleの公式サイトには、温度が非常に低い環境でiPhoneを使うと「バッテリー駆動時間が短くなることがある」との注意書きがある。ネット上で報告されている事例との因果関係は不明ながら、「この状態は一時的なもの」「バッテリーの温度が通常の動作範囲内に戻ると、パフォーマンスも通常の状態に戻ります」と説明されている。

   実際、どういった仕組みで「バッテリーの駆動時間が短くなる」のか。Apple Japan(東京都港区)に問い合わせたが、「広報担当者が全員出払っている」とのことで話を聞けなかった。

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