さっき充電し終えたばかりのiPhoneが、もうバッテリー切れ寸前――こんな体験談がネット上に数多く寄せられている。寒さが厳しいこの季節、外で操作した際によく起こるようだ。
ツイッターでも最近の冷え込みのせいか、「寒さで(iPhoneの)電源が落ちる」「(iPhoneは)寒さに弱いみたい」という「体験者」の報告が急増している。東京都内にあるスマートフォン修理店は「まず考えられない」と話すが、真相は...。
外でバスを待ってるうちに電池残量が8%に
4年にわたってiPhoneを使い続けた記者も、かつて似たような体験をした。手がかじかむほど気温の低い日、目的地を地図アプリで探しながら、人通りの少ない街中を歩いていた時だ。つい数分前に充電を終えたはずなのに、バッテリーの残量は「50%」と表示されている。
一瞬不審に思ったものの、そのままスマホを外気にさらし続けた。すると、みるみるうちに残量が「30%」となり、わずか数分で「10%」以下に落ち込んでしまった。あわてて携帯充電器を差しこむと、ものすごい早さで充電され、あっという間に数十%まで回復した。
記者と同じ体験をした人は多いのか、2016年1月14日のツイッターを見ると
「寒さでiPhone死ぬ」
「iPhoneが寒さに負けて電源落ちる」
「さっきまで(バッテリーが)50%もあったのに 外でバス待ってたらもう8%」
との報告が確認できる。すでに複数の個人ブログやまとめサイトでも取り上げられており、その多くが「(端末が)冷えすぎると、電源が自動的に切れたり、バッテリー故障の原因になったりする」と利用者に注意を呼びかけている。