国民的アイドルグル―プ「SMAP」の解散危機が複数のスポーツ紙で報じられ、ファンの間に激震が走っている。
2016年1月13日付の日刊スポーツとスポーツニッポンによると、「SMAP育ての親」と言われる女性チーフマネジャーが事務所を退社する意向を固めていることから、メンバー4人がこれに同調し、独立を決断したという。
NHK報道「協議中」「最終的結論はまだ」
独立するとされているのは、中居正広さん、稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さん。木村拓哉さんだけは、マネジャーに恩義を感じつつも最終的には事務所に残ることを決めたそうだ。
同マネジャーは91年のデビュー後もなかなか人気に火がつかなかったSMAPを導き、国民的アイドルに成長させた陰の立役者と言われている。その一方、独自路線にまい進したことで微妙な立場にあったともみられている。
前出のスポーツ紙によると、同マネジャーは関連会社「ジェイ・ドリーム」の役員をすでに辞任。2月半ばには事務所も退社する見込みとのことだ。
報道を受け、インターネット上は騒然となった。ファンからは「SMAP解散はこの世の終わり」「くらくらする」といったコメントが殺到。NONSTYLEの井上裕介さん、ゴールデンボンバーの喜矢武豊さんら芸能人もツイッターで驚きの反応を寄せている。
ただ、「分裂」への動きがあったのは事実らしいが、現時点では本当に独立するのかなど真相ははっきりしない。
NHKは13日正午のニュースで事務所代理人の話をもとに、メンバーは事務所側と協議を進めていると報じた。事務所との契約期間がまだ残っており、実際に独立するかどうかの最終的な結論はまだ出ていないという。
ファン「本人の口から聞くまでは」
13日朝放送の「スッキリ!!」(日本テレビ系)に電話出演した芸能リポーターの井上公造氏は、2015年には1度、解散の話があったと指摘。ただその際は、最終的に元のさやにおさまり「一緒にやっていこう」という結論に至ったのだという。その上で今回の分裂騒動については、
「木村くんが残ることは決定です。他メンバーも色々と悩んだけれども、最終的に事務所に残るという結論に達したというふうに僕は聞いていた。昨日の時点で。今日の新聞を見た上で電話取材などしていたのですが、僕の中での結論は変わっていない」
とコメント。新聞報道と見解が食い違っていることについては、
「(メンバーが決断に)相当揺れたことは間違いないので、僕が情報をキャッチした後に、また何か動きがあったとすれば、新聞報道が正しいのかもしれないんですけれど。僕の情報とはちょっと違います」
と説明した。
同マネジャーが事務所を離れる可能性については、15年1月時点でメリー喜多川副社長が週刊文春の取材に応じた際に示唆していた。ただ、メンバーたちが追随するかどうかは不明のままだ。
ファンからは「本人の口から聞くまで信じないでおく」「とにかく、会見で本人達の話を聞きたい」といった声も相次いでおり、公式な発表を待つしかないのかもしれない。