「時計メーカーらしいスマートウオッチに」
J-CASTニュースの取材に対して、カシオは「これまでのスマートウオッチは、時計としての必要最低限の機能を備えていなかった」と語る。
その理由については、
「私どもとしては、何らかのアクションを取らなければ時刻が確認できない製品は、『時計としてはありえない』と考えています」
と説明した。
また、アウトドア用途に特化した理由を聞くと、「スマートウオッチは色々なことが『できすぎる』ため、逆にどのように使ったらよいか分からないユーザーも多いと聞いています」。あえて機能を絞ることで、製品の持つ価値を明確にする狙いがあるという。
カシオがスマートウオッチ事業に参入することは、以前から報じられ、樫尾和宏社長は15年6月、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューで「スマートウオッチというより、スマートを目指した腕時計になる」と述べていた。