成人の日にあたる2016年1月11日、AKB48グループの新成人メンバーが「アキバの守護神」とも呼ばれる東京・外神田の神田明神であでやかな振り袖姿を披露した。
15年のイベントでは、前後の世代に人気メンバーが多いことから、川栄李奈さん(20)が自らの世代を「はざま世代」と自虐的に語ったことが話題になった。今回は「来年は豪華になりますので、1年間楽しみに待っていてください」(入山杏奈さん)と自虐ぶりが加速。自らの世代は「遅咲き世代」だとして、息の長い応援を呼びかけていた。
入山杏奈「今はまだ咲いていないですけど...」
今回の新成人メンバーは1995年4月2日~96年4月1日生まれの32人で、09年にAKB48グループが成人式イベントを始めてから最も多い。ただ、この32人のうち、15年に行われた「選抜総選挙」で最も上位だったのは木崎ゆりあさんの22位。入山さんは14年に20位にランクインしたが15年は不出馬だった。「はざま世代」発言の川栄さんは、14年の総選挙では16位にランクインしていた。17年には、15年に5位にランクインした松井珠理奈さん(18)らが成人式を迎える。
入山さんは、こういったことを念頭に15年の「はざま世代」発言を引き合いに出しながら、
「その頃から『2016年はもっと危ないんじゃないか』と各方面でささやかれていて、まあ何とも言えない感じなんですけれども...。来年は豪華になりますので、1年間楽しみに待っていてください」
と苦笑い。
「今はまだ咲いていないですけど、今後、立派な花になる予定ですので、末永く見守って」
と呼びかけていた。
「すごく存在感が薄いので」「もうそろそろ売れたい」
それ以外のメンバーからも自虐的なコメントが相次いだ。竹内美宥(みゆ)さんは、
「昨日までスタッフさんに、新成人メンバーだということを忘れられていたようで、これだけ人数がいると忘れられるんだと思って...。すごく存在感が薄いので、今年1年は何かしらで存在を出せたら」
とぽつり。1月5日にAKB48グループの運営会社が報道各社に送った取材案内には竹内さんの名前がなく、「メンバー31名」という文言もあった。忘れられていたのは事実のようだ。
中西智代梨さんは、
「AKBで言うと20歳って結構年上になってしまう。もうそろそろ売れたい」
とブレイクを誓っていた。
お酒が楽しみ「最初の1杯は、是非さっしーにおごってほしい」
20歳で解禁されるお酒の話題も多かった。正月に初めて家族とのお酒を楽しんだという入山さんは
「お酒が強いのか分からないですが、全く酔っ払わなくて...。酔っ払うって感覚がよく分からない」
と話し、お酒の種類を聞かれると「芋焼酎」と即答。早くも酒豪ぶりを見せつけ、他のメンバーを驚かせていた。
まもなく20歳になる木崎さんは、
「パパがウイスキーが大好きなので、一緒に飲んで『息子とおやじ』みたいな感覚で...。そう、家族では『息子』って思われている」
と、父親とグラスを傾けることを楽しみにしていた。唯一福岡・HKT48から参加した穴井千尋さんは、指原莉乃さん(23)との1杯を心待ちにしていた。
「20歳になったら最初にさっしーをお酒にさそって、最初の1杯は、是非さっしーにおごってほしい」