プーチン大統領「早撃ちガンマン」のような歩き方 医師が解明、「病気説」も出たが真相は

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メドベージェフ首相が同じ「ガンマン歩き」をする理由?

   さらに、他のロシア政府高官の映像も調べると、4人が「ガンマン歩き」をしていることがわかった。メドベージェフ首相、セルジュコフ前国防相、イワノフ元国防相、シドロフ西部軍司令官である。このうち、イワノフ氏はプーチン氏と同じKGB出身、セルジュコフ氏とシドロフ氏は軍務の経験がある。

   しかし、メドベージェフ首相は、経歴にKGBや軍とのつながりがない。それなのになぜ、「ガンマン歩き」をするのか。論文では「メドベージェフ首相には明らかに神経疾患の兆候はなかった。上司であるプーチン大統領の歩き方を真似しているとしか考えられない」と推測している。

   調査結果について研究チームのリーダー、オランダ・ラドバウド大学のバスティアーン・ブルーム教授はこう皮肉っている。

「武器の訓練に伴い、腕の振りが抑えられる例はほかにもあります。西部劇に出てくるカウボーイがそうです。私たちはこの歩きを『早撃ち名人歩き(ガンスリンガー・ウォーク)』と名付けました。プーチン氏の場合、右腕を動かさないのは過剰に会得された訓練の結果でしょう。まるで、『ほら、俺はKGBで鍛えられた本物の男だ』と言っているかのようです」

   それにしても、こんな論文を発表して、「武の人」プーチン大統領を怒らせたりしないか心配になる。

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